海外進出へ向けて、Perfumeのこだわりは果たして海外で通用するのか?
(仕事に忙殺されて、日記をおこたったった。)
趣向を変えて、Perfumeが結成以来、大事に守っている「掟」について考えてみました。
1.黒髪
これは文句なく重要でしょ?日本人のポリシーとして、大事にしたい部分ですよね。
別に、染める事がダメだとは思わないけど、とても好感が持てる部分でしょ?
2.美白
これも意外とこだわっているらしい。日本人の重要な美的要素の一つですよね。
Perfumeも野外フェスに参加する事が恒例になって来ていますが、そういう特例以外は
露出をかなり避けているらしい。
3.髪型
3人の個性を分けるために、あ〜ちゃんはパーマ、かしゆかはロング、のっちはショートと、
結成以来変えていないらしい。(本人達は色々変えたかっただろうけど、偉いね。)
まあ3人とも似合っているし、いいか。少し別の髪型を見たい気はするが、
それでも、かしゆかが前髪をぱっつんにし、あ〜ちゃんがポニーテールという必殺技を憶えた事は大きい。
上の3つは、結成当時、Perfumeの(初代プロデューサー達の)お母さん達が決めた事らしいです。
いまだに母親の言い付けを守る3人のほほえましいエピソードです。
4.マイクを左手に持って歌う。
調べたら、どうも、日本のアイドルは昔から、マイクを左手で持って右手で振りをする決まりらしいです。
現在のハロプロやAKBも、このルールを踏襲しているらしいです。
Perfumeはアイドルという枠組みを超えるためにも、ヘッドセットマイクにして欲しい気がするのですが…。
5.挨拶
「3人合わせてPerfumeです!」の元ネタはわかりませんが、これも結成当初から変わりません。
舞台に立ったら、まず挨拶!というのはアミューズの親分会長大里さんの教えらしいですが、
今まで幾多の新規客を引かせたか分かりません…。まあ、いっか。
6.ステージは3人だけで行う。
Perfumeはとにかくステージを3人だけのものにしたいらしいのです。
これもアイドルとしてのこだわりなのでしょうか?
東京ドームくらいの規模になったら何かしらバックバンドや
バックダンサーなどを取り入れたくなりそうですが、恐らく3人のパフォーマンスだけで勝負したいのでしょう。
7.ハイヒール
ダンスをするグループとしては、殺人的な鬼高いヒールを履いているPerfume。
一度ダンス用のシューズで、豪快に踊る3人を見てみたい気がするのですが、
3年前くらいはブーツを履いたりしていたのを見た以来、現在は踊りのシンクロを
より綺麗に見せるために3人とも同じハイヒールを履く事に決めているらしいです。
MIKIKO先生も恐らく、ハイヒールで踊る事を想定した振付をしているので、
そんなに派手な動きはないですが、相当な慣れがないと出来ないらしいですよ。
(履いたことないので分かりませんが…。)それでライブは2時間以上踊り続けているので少し不安です。
8.胸元は見せない
Perfumeと言えば脚線美、脚線美と言えばPerfumeという程、福山雅治もラジオで絶賛のPerfumeですが、
足は見せても、胸元は見せない奥ゆかしさも大事にしているらしいです。
女性らしいセックスアピールも必要だと思うのですが、あえて隠しつつ、しぐさで魅せる。
そんな機微が海外で伝わるのでしょうか?
9.いつでも3人いっしょ。
Perfumeはピンで活動しません。3人揃ってPerfumeです。
ここも異常にこだわっている部分。テレビ的にはとても使いづらいでしょうね。それでもいいんです!
自分達を決して安くばら売りしない。ちょっと日本企業にも見習って欲しい部分ですね。
10.スタッフを変えない。
出会いを大切にして、仲間を増やしていく、ワンピースのルフィ戦略ですね。
スタッフもそうですが、これまでの「掟」を見ていると、自分自身も曲げない強い意志を感じます。
「初志貫徹」という言葉がこれほどふさわしい人たちもめずらしいのではないでしょうか。
もうここまできたら、海外で通用するかどうかなんて、どうでも良くなりました。
他にも何かあったかな?思い出したら追加します。
ちょっとハイコンテクストな部分ばかり目立ってしまいましたが、
ローコンテクストな部分の魅力もいっぱいあるはず。
海外でも少しでもその魅力が伝わるといいな。
やり方を変えるのはPerfumeにはふさわしくない!(以上)